@article{oai:kagawa-u.repo.nii.ac.jp:02000453, author = {Ishibashi, Megumi and 石橋, めぐみ and 永坂, 久子 and Nagasaka, Hisako and 河西, 邦浩 and Kawanishi, Kunihiro}, issue = {1}, journal = {香川産科婦人科雑誌, Kagawa journal of obstetrics and gynecology : official journal of the Kagawa Society of Obstetrics and Gynecology}, month = {Sep}, note = {エストロゲン反応性と考えられている子宮腺筋症が閉経後女性で発症することは稀である。今回、閉経後の高齢女性で発症した子宮腺筋症の一例を経験したので報告する。患者は80歳、2妊2産。性器出血を主訴にかかりつけ医を受診し、当院紹介となった。内診では子宮は鵞卵大で完全子宮脱を認め、子宮内からの少量出血があった。経膣エコーでは、子宮は年齢に比して大きく、内膜も肥厚していた。両側付属器は腫大していなかった。初診時血液検査結果では貧血と中性脂肪(TG)高値を認めたのみで、腫瘍マーカーは正常値であった。ホルモンはエストラジオールが 14pg/ml と年齢に比してはやや高めであった。細胞診は、頸部細胞診 classⅠでエストロゲン活性陽性、体部細胞診では class Ⅲだった。MRIは、子宮が年齢に比して大きく、junctional zone も保たれていた。内膜肥厚もあったが、悪性を疑わせる異常信号はなかった。子宮体部筋層には筋層との境界不明瞭で、高信号と低信号の混在した病変がびまん性に広がっており、子宮腺筋症と考えられた。腟式子宮全摘出術、膣会陰形成術を施行。摘出物は 240g で、肉眼的にも体部の壁肥厚を認めた。病理組織では、内膜は肥厚し、増殖期の像を認めた。腺構造が多く、密だが核異型はなく、悪性を疑う所見はなかった。腺内には分泌物あり、active な組織と示された。筋層内には内膜組織が散在し、腺筋症の所見だった。以上の結果を受け、全身にエストロゲン産生腫瘍臓器がないか頭部 MRI、全身 CT で確認したが、それを示唆する所見は認められなかった。}, pages = {43--46}, title = {高齢者に発症した子宮腺筋症の一例}, volume = {14}, year = {2012}, yomi = {イシバシ, メグミ and ナガサカ, ヒサコ and カワニシ, クニヒロ} }