@article{oai:kagawa-u.repo.nii.ac.jp:00007897, author = {上野, 耕平 and Ueno, Kohei}, journal = {香川大学教育学部研究報告, Memoirs of the Faculty of Education, Kagawa University}, month = {Sep}, note = {本研究では,児童・生徒を主な指導対象とする公認スポーツ指導者資格を有する指導者158名を対象として調査を実施し,これまでの体罰経験を明らかにした上で,スポーツ指導者による体罰を助長する状況要因について明らかにすることを目的とした。, 分析の結果,対象者の半数弱にあたる71名の有資格指導者が過去5年間に暴力,暴言,威圧,しごき,セクハラのいずれかの体罰を行っていたこと,そして体罰経験のあった指導者71名の内,6割を超える指導者が保護者ら子ども以外の人物が確認できる状況で体罰を行っていたことが明らかになった。さらに指導者による体罰を助長すると仮定した3つの状況要因の内,暴力,暴言,威圧,しごきに対しては,「認知されたプレッシャー」及び「正当化」が,セクハラに対しては「認知された機会」を含む全ての状況要因が体罰を助長すると解釈可能な結果が得られた。, 本研究の結果,指導者に対して勝利や競技能力の向上,人間形成などの結果や成果を求める周囲の状況が,スポーツ指導者を体罰に駆り立てている可能性が窺われた。今後はスポーツ指導者が体罰に至る心理的メカニズムの解明に焦点を当てた研究と共に,スポーツ指導者を取り巻く状況についてより詳細に検討する必要があると考えられた。}, pages = {21--27}, title = {スポーツ指導者による体罰を助長する状況要因}, volume = {5}, year = {2021}, yomi = {ウエノ, コウヘイ} }