@article{oai:kagawa-u.repo.nii.ac.jp:00009325, author = {松本, 一範 and Matsumoto, Kazunori and 樫原, 大明 and Kashihara, Hiroaki and 篠原, 望 and Shinohara, Nozomu}, journal = {香川生物, Bulletin of the Biological Society of Kagawa}, month = {Mar}, note = {カスミサンショウウオ Hynobius nebulosus の産卵に影響を及ぼす産卵場所の環境要因を香川県で調査した。本種の卵嚢は2月から4月にかけて,ため池,用水路谷川,及び湧水地などで確認された。全27調査地点のうち卵嚢が確認されたのは,2005年には23地点2006年には19地点,及び2008年には14地点であり,産卵場所数は年々減少する傾向にあった。さらに卵嚢数,総卵数及び卵嚢当たりの卵数も,同様な減少傾向を示した。卵嚢数と総卵数の年変動は共に卵嚢水深(水面から卵嚢までの距離)の年変動と関係しており,水位の低下により卵嚢水深が浅くなれば,卵嚢数と総卵数は減少する傾向にあった。また卵嚢が確認された地点の水域面積は卵嚢が確認されなかった地点の水域面積よりも大きく,さらに総卵数は産卵場所の水域面積と正に相関した。これらのことから,本種の産卵数を安定保つには,水深が安定した広い水域を確保することが必要であることが示唆された。}, pages = {83--91}, title = {カスミサンショウウオの産卵に影響を及ぼす産卵場所の環境要因}, volume = {39}, year = {2012}, yomi = {マツモト, カズノリ and カシハラ, ヒロアキ and シノハラ, ノゾム} }