@article{oai:kagawa-u.repo.nii.ac.jp:00009697, author = {崔, 康植 and Choi, Kang-Sik}, journal = {The Institute of Economic Research working paper series}, month = {Nov}, note = {従業員間で相手の賃金またはレントと自分の賃金またはレントの差が大きくなるほど満足水準が下がる効用関数の下で逆選択モデルの分析を行う。その結果、賃金のみに羨望をもつと従業員間の賃金の差により敏感な従業員は自分の能力を上回る意味で生産を増やしてしまう(逆は逆)。また、他の従業員の賃金のみならず全体のレントに羨望を持つ場合には、効率的な従業員と非効率的な従業員間の生産量の幅が標準的な逆選択モデルと等しくなる。この原因は相手のレントがすべて観察できるので、羨望の度合いの存在にかかわらず、もとの逆選択モデルの生産量に戻るからである。この理論的な結果の応用・拡張として、日本の製造企業の作業現場におけるローテーションという慣行は相互モニタリングと費用の観察の容易さという見地から、他の従業員のレントに羨望を持っている理論的枠組が適用可能であり、現実に日本の企業の製品差別化戦略とそれを支えている組織構造とは補完的な関係になっていることを見せる。, 本稿は、“Risk‐Averse Agents with Inequity Aversion, Ex ante Contracting and Adverse Selection,”(2004)のタイトルで出された香川大学の Working Paper No. 88 に基づいたものであり、修正・加筆を加えて現実への応用を試みている。}, pages = {1--15}, title = {逆選択モデルと不衡平回避 : 日本の企業組織への含意}, volume = {99}, year = {2004}, yomi = {サイ, コウショク} }